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際どいイギリスの海外援助 [国際]

世界の貧困国援助(ODA)の原則に、援助と援助国の利益を紐つけてはならぬ、という援助国間の合意がある。

所謂”紐付き援助”の禁止原則である。

これまでイギリスは、GDPの0.7%の海外援助を公約し、実施してきたが、国内にはかかる援助の効果を疑問視する動きが強まり、自国の財政状況も悪化して、海外援助の減額を求める声が強かった。

しかし、今やイギリスは,EUを離脱して、海外市場の対処に新しい知恵を出さねばならない。

新政府は新たに国際開発庁を創設、若きパテル女史を大臣に任命。

彼女は公式初発言で、”海外援助は減額せず、その代わり、援助受領国とはイギリスの国益に叶う新しい通商合意”の達成に努めると明言。

この発言、勇ましいが、”紐付き禁止”の大原則に違反しかねない。

いわば金をやるからイギリス製品を買え、との露骨な言辞に聞こえる。

ウインブルドン現象で自国製品はまるで姿を消して居るイギリス。

買えと言って売り物はあるのか。

あまり時代錯誤の踊りを舞っていては先は暗い。

バイロン

隠れた財産―三次元の国土 [連載ー蓼科高原のクレオパトラ]

シンガポールに生活している主人の息子さん家族が夏休みで日本に一時帰国。蓼科高原の山荘にやってきました。小学生のお孫さんは、茅野駅に着くなり、”あ、山だ”とアルプス連山を見て歓声を上げました。息子さんの奥さんは、こんなに透明でさわやかな空気は久しぶりですと大喜び。主人は、改めて真平らなシンガポールに住む人々に同情しています。主人は何時も言っています。パテーよ、日本の地形は平らな姿ではない、各地の気温を報じるが、その各地には高低差がある。100メートルで1度Cの温度差が出る。日本の国土は三次元の特殊地形で、気温も高度で大いに違う。常夏の東南アジアに住む多くの友人たち一度蓼科に来てみればいい。彼らが知らぬ至高の冷気で命が伸びよう、と言っています。主人は一方で、日本人は自分の宝を世界に宣伝するのが下手だな、自分でも気が付いていないのかな、と頭をひねっています。
パテイー

東アフリカ経済圏とEU [アフリカ]

アフリカ経済圏ーケニヤ、ウガンダ、タンザニア、ブルンデイ、ルアンダーはEUとの自由通商協定(EPA)の継続に反対の姿勢。

この経済圏は完全にイギリスの影響下にある。

今年、イギリスのEU離脱で、方向付けを失った。

同経済圏は花、果実、野菜、園芸品を欧州に輸出して息をしている。

世界の花の輸出では、コロンビア、エクアドルに次いで第三位のケニヤ。

この経済圏では圧倒的な規模を誇る。

昨年は同国の花の輸出の60%をEUが買い取った。

それに増して果実と野菜の輸出の85%までをイギリスがほぼ独占して輸入している。

若し,EUとのEPAを破棄すれば、新しく,EU向けの花、果実、野菜類、園芸品の輸出に割当制度が適応され、且つ、今は無税の輸出も4.5%から19.5%の関税が課せられる。

かっての宗主国、イギリスとケニア。

本家がEUを離れて独自の通商政策を打ち出さねばならぬ。

その影響で立ち止まるケニア。

EUとの縁を切って凶と出るか吉と出るか。

バイロン

米大統領選に向けてー2 [アメリカ州]

アメリカ民主党本部にハッキング

これまでに2候補の対応に関する内部メイルがハッキングされて、すぐさまトランプヒラリー叩きに利用している。

ハッカーは、ロシア ソース。

政党内部、政治家個人情報、企業機密のハッキング被害は、次々と明るみに出る。

問題はアメリカ国家としての報復乃至、防衛の手段。

出方により、今度はロシア側の一段高いハッキングの報復を招きかねない。

既にプーテインの個人的所業についてアメリカには十分な情報がある。

これを公開すれば今度はアメリカの要人の姿が裸にされる。

お互い見合って公には動けぬ状況だ。

バイロン

米経済減速 ドル安へ [経済]

アメリカ第二四半期GDP伸び率が大方の予測、年間換算2.5%の半分以下、1.2%の実績となった。

モーガンスタンレー銀行は;

・数か月間でドル価値は5%下落する。

・連銀の利上げは暫く無い。

・米国経済諸表は悪化する。

との予測を出した。

バイロン

甘やかされたサウジ国民 [中東]

唸るほどあったペトロダラー。

サウジの若者は皆役人になる。

給与はいい、仕事は楽、役得は多い。

民間の仕事は、外国人任せ。

現状、サウジの民間事業はその85%が外国人により支えられている。

世銀の報告で、サウジ国民の教育程度は ガーナ、ザンビアに劣後する。

一般教育は圧倒的に宗教教育に主眼を置いて、科学性のある学問は遅れに遅れている。

ついにオイルダラーが底をついて、事実上国王の地位にある第二皇太子は、新国家計画を打ちだしている。

2020年までに新たに民間企業を立ち上げて、45万人のサウジ国民に雇用の場を与える。

公務員人口を現状の2割カットする。

だが、サウジ国民の知識程度はお寒い限りで、新規企業に参入できる人材がいない。

それに、役人天国に馴れ切った老若年層の国民は、容易に、”働く環境”に順応できない。

解雇、生産性の向上も、とても容易に実現できぬ。

となると政治不満と混乱が頭をもたげる。

ペトロダラーのあるなしに拘らず、役人天国は恐ろしい。

バイロン

観光王国フランスとテロ [国際]

世界に群を抜いた観光王国フランス

昨年は外国から8300万人が訪れた。

観光業に200万人の国民が従事し、観光客が叩き出す経済利益はGDPの7%にも及ぶ。

だが過去18か月フランスは次々とテロに襲われている。

6月に終わった1年、観光客数が前年同期に比べて5.8%減った。

国民経済の観光依存度が大きいだけこの減少は深刻。

減少は特に著名な観光地に顕著で、ホテル予約が場所により(リヴィエラ)30%減っている。

バイロン


ヴェネズエラ軍民ハイブリッド政府 [アメリカ州]

各地に食糧を求める暴動が頻発し、すでに医療品等基礎生活物資に事欠くヴェネズエラ。

今年のインフレ率が700%を超す経済は既に壊滅に近い。

マドウロ大統領はこの度、経済運営権を防衛大臣ロペスに与えた。

軍は港湾、流通、小売りの局面に出動、物資隠匿摘発、価格統制に動き出した。

軍のクデターには馴れた国柄。

今次の大統領の動きは、民生軍政のはざま的ハイブリッドを狙うが、果たしていつまでもつものか。

国民は大統領のリコール投票を求めて動いている。

バイロン

72%の収益減―メジャーオイル シェルの憂鬱 [経済]

世界メイジャーオイルの雄、シェル。

第二四半期の営業成績が出た。

拙いタイミングで企業買収に巨額の金を使った不幸もあった。

だが、油価の低迷は世界最強の石油企業を容赦なくたたき続ける。

この四半期、総営業利益が10億5千万ドル。

昨年同期は、37億6千万ドル。

実に72%の激減。

問題の、BGグループ買収で、手持ち原油は大いに増えて日量350万バーレルとなったが、予測に反して油価はさっぱり上がらない。

増量が、仇となった。

今年は、不要資産の売却、巨大LNGプロジェクトの棚上げ、徹底したコストカットで、乗り切るとする。

一方、悲惨極まりない収益状況だが、株主配当は据え置き。

市場は正直で昨日4%下落。

バイロン

終に出た悪の黒幕 1MDB [国際]

マレイシア、首相ナジブが所管する国富ファンド1MDBを巡る国際大疑獄。

本日のFT紙が暴露している。

アメリカ法務省の1MDB資金窃取、マネーロンダリング容疑の捜査で、ナジブ首相の共犯の”相方”、これまで暗闇に潜んでいた悪漢の正体が露見した。

前サウジ国王の息子タルキ王子が所有するPetroSaudi社。

ロンドンメイフェア―に豪壮なオフィスを構え、前イギリス首相ブレア―所有の個人企業とコンサルタント契約も持つ。

アメリカ法務省の調べでは、2009年に1MDBとPetroSaudi社は共同事業契約を結んだ。

前者は10億ドルを出資、後者はトルクメニスタン、アルジェンチンに保有する原油掘削権、27億ドル相当を出資する契約。

1MDB出資分の払い込みに、ナジブの義理の息子とその取り巻きのやり手(ジョー ロー)が絡みスイス銀行を利用し複雑な経路で支払いを行った。

その直後、上記共同事業体から、タルキ王子とナジブ首相にそれぞれ2000万ドルが支払われている事実が判明。

疑獄の根が見え始めた。

サウジ王家、イギリス金融界、絶対政権、それに原油掘削権と、強欲、悪徳の主役、手段が絡み合う。

マレイシアが乗り出さんとした共同事業、原油採掘権となると同国国営石油会社、ペトロナスの関与ある筈で事態はさらに発展する。

そもそも本件、1MDBの内部告発から始まった。

バイロン

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