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メルケルの危機ードイツ再総選挙か [欧州]

近年、国際経済恐慌を見事にすり抜けて欧州最強の経済体にのし上がったドイツ。

過去12年の適切なメルケル首相の舵取りと敏腕による。

昨年、英国のEU離脱、アメリカのトランプ政権誕生の異常事態発生で欧米がさまよいだしたが、メルケルこそ良き西欧精神の守護者として、国内外に信頼が高まっていた。

しかるに先のドイツ総選挙で、ポピュリスト党、”ドイツ他の選択党”の予想外の伸張で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟党は、結党以来60年で最低の得票率-33%-に落ち込んだ。

これまで”大連立”の相手、社会民主党は新しい党首リンドナーを迎え,彼は,政権奪取の好機とばかり、先週末長年の連立を拒絶。

メルケルは初めて組閣不能の危機に面している。

彼女には,不安定な少数内閣の運営か,再度の総選挙に打って出る賭けの選択肢しか無いようだ。

バイロン
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マクロンの怒り-EU予算とハンガリー [欧州]

フランス大統領マクロンがハンガリーに怒りを露わにした。

ハンガリーは今年、新税制を導入し法人税をフラットな9%に決定。

EUで最低の法人税率である。

来年からEUは7年間(2021-2027年)の長期予算を策定する。

各メンバーは経済規模に応じて拠金する.

支出の二大部門が,農業支援金と,地方インフラ改造支援金である。

拠金と受領金の差で、”だし前”はドイツ、フランス等の”巨大GDP国”で、”もらい前”はハンガリー、ポーランド等”GDP弱小国”。

マクロンは9%もの超低法人税は、ハンガリーがEU補助金を人質にしてそれを原資として、斯様に不当な税率をでっち上げ海外投資を誘っておると非難。

今後ハンガリーへの補助金はきつい条件(とかく雑音を生じている人権問題等)を付すべきだと咆哮。

大統領は,かねてより,EU内の法人税の不調整に不満を表しており,ルクセンブルグ、アイルランドの低率が不公平だと主張していた。

バイロン

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混迷深まる英国EU離脱 [欧州]

英国のEU離脱交渉の責任者,デイヴィス担当相は昨日英国下院で,現政府がEUとこれから詰める新しいEUとの関係合意につき、政府は議会に,それを受諾するかどうかの最終権限を与えると発言。

同時に担当相は若し議会が承認しないなら,英国は,何らの合意無きまま,EUから切り離される事となると強調。

この発言は重要。

交渉相手のEUにとっても交渉の成り行きが更に英国議会の承認事項となれば、真面目に交渉ができない。

また、現政府内にも離脱反対の分子が多く,最終議会の承認権限を認めれば,交渉過程にもありとあらゆる条件を求め,事実上交渉が不可能となる。

既に交渉時間が無くなってきた世紀の大事業。

どこへ行き着くやら。

バイロン

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欧州軍への歩みーpermanent structured co-operation on defence (Pesco) [欧州]

トランプのNATOへの姿勢は不明確の上、口を開けば自分の自衛は自分でやれだの、GDP2%の軍事費支出の約束を破るところには協力しないなどとの恐喝言辞に対応して.EUは今月、懸案である欧州軍の創設につきたたき台となる基本条約の原案に合意する様子。

表題の通り”恒久構造防衛協力”ーPesco--と呼ばれる新防衛機構の創設である。

今月13日のEU外相、防衛相会議で原案に合意署名の手配の上、12月のEUサミットで最終追認の予定。

FT紙が報じるPescoの理由付けは;

・EUメンバー国はいずれも財政上の緊迫状態から、軍事費の縮小を余儀なくされている。
 今後、トランプの要求通りに対応ができない。

・各メンバー国の軍備は独自のアレンジで用意され,EU一体となった軍事行動では,武器の規格が ばらばらで効果的な共同行動ができない。

 Pescoの創設で武器を統一共同製造し,統一武器を全EUメンバーで使用すれば費用対効果は上が  る。軍事費を増やさなくとも一層の効果的防衛が可能

・共同軍事行動上、司令部の統合が必要。軍事言語の統一等ソフトの共有を図る。

・先ずは,戦闘機、戦車について欧州軍共同の独自の武器を製造する。

・英国がEU離脱するが同国は欧州防衛に関しEUの動きに同調すると公言している。
 Pescoに英国の参加は確保される。

・アメリカの一方的な要求に屈すること無く欧州自前の軍装、ロジステイック(行動規則)を持つ時 代である。

・かかる欧州軍は基本としてNATOの平行補助機関と位置づける。

バイロン
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ビルバオに飛び火ーカタロニア独立 [欧州]

週末のスペイン。

カタロニア州の独立運動に強権を持って対処するマドリッド政府。

反マドリッド運動が北スペイン バスク地方ビルバオ市に飛び火。

長年、スペインからの独立運動を戦ってきた民兵組織エタ。

中央政府との闘争で多くの人命が失われてきた。

本年初め、バスク地方の自治権の拡大と引き換えにマドリッド政府と和解がなり武装解除に応じたばかり。

しかし,カタロニア州に憲法155条を振りかざして独立運動を圧殺せんとする中央政府に,土曜日は市民がビルバオ市街をカタロニア同情デモに埋め尽くした.

その数、5万人。

マドリッドはまたやっかいごとを抱え込んだ。

バイロン
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現代の巌窟王ープッチダモン [欧州]

スペインのカタロニア州知事、Puigdemontーカタロニア語でプッチダモンと発音するーはマドリッドの中央政府から国家転覆罪で逮捕されそうだった。

先月,彼が強行した州独立を問う住民投票が”憲法に照らして”国家分解の重罪とされた。

中央政府は既にカタロニア州自治権を無効化し、プッチダモン氏と彼の閣僚、主要支持者の逮捕に踏み切っている。

彼はかろうじてベルギー ブラッセルに逃れ出た。

マドリッド政府は国際警察に逮捕の実行を依頼。

また、現在滞在のベルギー政府には身柄拘束、スペインへの移送を要求。

尚,カタロニア州政府の閣僚7名は既に逮捕されて獄中にある。

彼らに対する罪状の告示無く,保釈の権利は完全に無視されている。

プッチダモン氏はベルギーへの政治亡命を否定し,あくまでカタロニア州民の自由な意見表現を守るとし来月の州選挙に出馬すると宣言。

マドリッド政府の処置は前世紀的で野蛮だと、非難。

あくまで戦うと表明。

バイロン
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カタロニア大地震の前触れ? [欧州]

スペインカタロニア州は独立宣言に走った。

州議会で,80-10票(棄権約50票)で宣言を支持。

中央政府は同様上院の議決でカタロニア州の自治権の剥奪を決定。

州知事、州政府機関の長を解任。

州の行政業務を一切マドリッド政府の手に掌握すると宣言。

12月21日に州の総選挙を行うと宣言、これらの処置は憲法155条の国家不分離原則による,とする。

EU諸国もカタロニア州の独立宣言に”憲法違反の違法行為”と一斉に反対の姿勢だが,他方、英国ではスコットランド、北アイルランド、ウェイルス,イタリアでは北部ロンバルデイア,他の多くの国でも類似の地方自治と分離独立の動きの火種を持ち対岸の火事とみることはできない。

マドリッド中央政府はカタロニア州の関係為政者に対し独立宣言につき”国家反逆罪”の適応を検討するとしている。

本罪には30年の禁固刑。

カタロニア州民はかえって団結しマドリッドに戦いを挑む気勢を上げている。

バイロン
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ハンガリーにポピュリズムの地震 [欧州]

週末のハンガリー総選挙。

欧州にまた地震だ。

現与党の社民党だが最後の2013年の総選挙で20.5%の得票だったのが一挙に破滅的7.3%に墜落の惨敗。

既成の伝統政党が消し飛んだ。

一方、現政府に財務相として入閣していた財界大物バビスが今年5月手金でANO党を結成。

経済運営に役人は不要と極端な姿勢を売り出し、とかく硬直的で制限的な経済政策を追うと”絶望”し現政府に弓を引いた。

また同様行政官が牛耳るEU経済政策に反対の姿勢。

EU離脱の国民投票を提唱する。

また、移民、難民の受け入れに反対の態度を表明。

欧州に流行の市民迎合ポピュリズムの波頭に乗り、旧態体制よりの脱皮を求め新政治運動を提唱。

無名に近い新党ANO党が第一党にのし上がった。

途中集計で29.7%の大勝利。

2位以下に続いて革新政党が政治舞台に飛び上がってきた。

尚、きわめて親日のハンガリーだがこのところ経済は活況を呈しEU内で、最低の失業率。

EU内部でEU離脱を望む二番目の国(一位はギリシャ)。

今回選挙で躍進し第三党の地位を占めた右派SPD党は日本人、奥村氏が党首。

バイロン


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守りを固めるカタロニア [欧州]

本日、スペインカタロニア州知事ピュグデイモン氏はバルセロナで記者会見。

以下を表明した。

・マドリッド政府のカタロニア州自治権剥奪は違法で受容できぬ。

・カタロニア州は数日中に州議会を招集。対抗策を決定する。

以上、嵐の前の静けさ。

欧州に”戦後”は未だ遠い。

バイロン

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カタロニア自治権剥奪 [欧州]

今月一日スペインカタロニア州で独立を問う住民投票。

有権者の43%、200万人がマドリッド中央政府の強圧的妨害行動にも拘らず投票を敢行。

90%が独立を求めた。

マドリッド政府、最高裁は憲法(1978年の新憲法)に定めのスペインは”不可分”条項により独立を問う投票は違憲だとしている。

一方、カタロニア州知事は投票により州住民の民意は明確になったとし、独立宣言を行うと表明していた。

昨日、マドリッド中央政府ラフォイ首相は、憲法”155条”に定めの地方州の自治権剥奪条項を援用し、カタロニア州知事、州政府、議会の権力を剥奪し州の権能を中央政府が遂行すると宣言した。

これに対し、カタロニア州知事ピュイグデモンは本日、見解を発するが、州内は一挙に反マドリッド感情が火を噴きだして独裁者フランコ以来の政府のクーデターだと反抗姿勢が強まっている。

バイロン
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