So-net無料ブログ作成
検索選択

迷走トランプ―シリヤ内戦 [中東]

シリヤのアサッド政権に抵抗する反乱軍団。

これまで前大統領オバマの方針で、アメリカは反乱軍に武器、資金を提供してきた。

オバマに同調する”友好国軍”はアメリカと同調して反乱軍を支援し、アサッド政府軍に圧力をかけ続けてきた。

そこに、トランプ登場。

ワシントンポスト、ロイター電が揃って、トランプの態度変更につき報じる。

即ち、かねて、イランと共に、”リジームチェインジ(外圧による政府転覆)”に反対しアサッド政権を擁護してきたロシア プーテイン大統領と密約がなり、アメリカは反乱軍への支援を停止する方針変更を行う、と報じる。

4年の共同作戦の仲間、反乱軍、アメリカ友好国連合ともに、混乱し始めた。

バイロン

アラブ社会の後進性―カタールいじめ [中東]

全く始末に負えぬ。

アラビヤ湾岸に生じたカタールいじめ。

本来、仲間たるべきサウジ,UAE、バーレーン、それに訳の分からぬエジプトが、カタールをテロ支援国となじり倒し、エンバーゴーの挙に出ている。

村八分のいじめである。

双方ともアメリカの軍事力の庇護のもとに生きる

輸出入の窓口を遮られたカタールは、イランとトルコから生活物資を必死に買い求めている。

またオマーンが幸い、中立の姿勢で、オマーンの港からカタールへは細々と物資が送くられている。

クエート他が仲裁を試みるが、サウジの頑迷さはびくともしない。

とは言え、アラブ社会のしたたかさで、カタールのエンバーゴ(禁輸)篭脱けの小手段が発展している。

禁酒時代のシカゴではないが禁輸成金が生じている様子。

しかし、斯様な異常さが続けば意外な大事に発展する危険性がある。

カタールは世界一のLNG輸出大国で、日本もその恩恵を受けている。

いじめの4カ国には、面白からざる盛況なのだ。

バイロン

イランが制圧したイラク [中東]

ニューヨークタイムズ紙が報じている。

5000名の兵士の命と1兆ドルのカネを使ってアメリカはイラクをイランに奪取されている。

バグダッドを初め都市の生活物資はことごとくイランからの流入品。

共にシーア派主流の両国は最近は国境管理も杜撰。

イラクの若者がイランにバスで自由に移動し、イラン軍の訓練を得て、シリヤに送り出されサダット政府の擁護に回っている。

ナジャフでは市の清掃にイラン企業が選定されている。

イラン内のテレヴィ番組、すべてイランに友好的なものばかり。

首都バグダッドではイラン政府の資金で新規にテレヴィ局の発足が近い。

イランはイラクばかりか、レバノン、シリヤ、アフガニスタン、オマーンと、密かに勢力を拡大している。

アメリカの外交政策の失態が露呈している。

バイロン

長引くカタール問題 [中東]

アメリカテイラーソン国務長官がサウジに飛んででカタール問題の仲介に精を出している。

しかし、サウジ、UAE,バーレーン、エジプトカルテットさっぱり耳を傾けない。

長官はカルテットの要求―すなわち、トルコ軍のカタール基地からの撤退と閉鎖、中東唯一の自由報道機関アルジャジーラの閉鎖、賠償金支払い、を”過剰要求”として自制を求めるが、サウジは聞く耳を持たない。

サウジの有力紙はテイラーマンはカタール偏重で調整不能と謗る。

肝心のアメリカだが、テイラーマンの和平工作に水を差すように、トランプは相変わらずカタール非難のトウイッタ―連発。

大統領と国務長官の股裂き現象で、カルテットを一層頑固にしている。

バイロン

モスルの後に来るもの [中東]

昨日イラクのアバデイ首相が,ISの本拠地モスルに入った。

8か月の戦闘で終にテロ軍団を市中から駆逐した。

ISは、モスルを捨て市の南、東の砂漠に遁走して、中小の村落を恐怖に陥れている。

首相は、追撃し殲滅を期す。

国連の公表によると、現時点で;

・モスル戦闘で100万人のイラク人が家を追われた。

・イラク全土で,300万人のイラク人が家を追われた。

・モスルの生命維持の為のインフラ修復に緊急に10億ドルが必要。

・イラク全土で緊急の人道的支援を必要とする人口は、1100万人。

モスル市街は回復したが、問題はこれから。

バイロン


カタールの自信ー財力 [中東]

解決の糸口が見えぬアラビヤ湾紛争。

カタールの財務相はサウジ,UAE、バーレイン,エジプトに対し,紛争が長引けば被害はカタールには軽微で、対立四国に深刻となると警告。

その理由として、カタールは下記の財政的有利があるとする;

・LNG輸出利益で国富ファンドに積み上げた余剰金がGDPの2.5倍に増加している。

・また中央銀行外貨保有、財務省の予備準備金も潤沢で,国富ファンドと併せてGDPの3倍の財力を 持つ。

 従い対立4国の経済封鎖にも長期に耐えられる。

・さらに加えて、カタール投資局は、ロンドンの主要不動産の殆どを所有している。

・国際挌付け機関の評価で,エジプト,バーレイン国債は、ジャンクボンド並の低評価。

 サウジは財政赤字に悩み、UAEの経済発展の速度はカタールより3割低い。

 即ち,カタールは圧倒的に財政状況が有利。

・4カ国のカタール対応姿勢は,違法、無法で,国際投資家にとり警報となる。

 カタールの外資法は群を抜いて自由である。

バイロン

ロシア イラク進出ー石油の武器 [中東]

先月、ロシア国営石油会社ロスネフトとイラクのクルド自治地区政府(KRG)は自治地区内の7つの油田につき共同開発を行う合意に達している。

中東で最大級の油田キルクークを初めシリヤ国境に近い巨大油田が数カ所含まれる。

問題は,未だにイラク中央政府とKRG間に生産される原油利益の分配方式が合意されていない。

中央政府は,ロシアが政府との合意、調整なしに原油開発、輸出契約を勝手にKRGと結ぶ動きに反対。

ただ、現在のところ中央政府もKRGもIS掃討作戦に協同しており正面切った衝突は無い。

ロスネフトは”中央政府も,合法的地方自治政府であるKRGも同じく尊重する。ロスネフトはイラク内原油開発参加に関して中央政府が如何なる条件が提示するのか,見守っている。現在のところ、KRGの条件に満足している。”と冷めた姿勢。

イラクの原油生産の将来を担うクルド地区。

現状では国外へ輸出する主たる搬出方法が,トルコへのパイプラインだけ。

トルコは国内でクルド族の勢力が増すことを恐れる。

ロシアの後押しでKRGが強大化することが怖い。

バイロン


トランプとカタール [中東]

昨日、カタール政府はサウジ他3カ国の”13項目要求”に関し,正式返答を仲介役のクエイト政府に託した。

内容は不詳。

本返答に関し,サウジ,UAE,バーレーン、エジプトの外相は明日、カイロで会談予定。

一方、トランプは意味不明の幼児語トウイッタ-;”“Spoke yesterday with the King of Saudi Arabia about peace in the Middle-East. Interesting things are happening!” (意訳;昨日サウジの王と話した。面白いことが起こって居るぞ)。

この大統領意向につき,国務省は解説不能。

バイロン

モスル市街戦戦況 [中東]

イラク軍はISの本拠、モスルの旧市街に攻め入って,完全制覇は”数日後”だと発表。

旧市街の数画の住居に立てこもり最後の抵抗を行うIS兵士,既に数百人を切っている。

国軍は昨日、チグリス川にかかる最後橋を占領しISの退路をすべて封鎖したと発表。

旧市街に取り残された市民は5万人と見られるがISの盾となり残虐行為に晒されている。

バイロン

モスル完全制覇 [中東]

イラク モスル市。

2014年7月に反政府軍首脳バグダデイがイスラミックステイト(IS)なるカリフ国家の創設を宣言し自身をカリフと宣言した都市。

宣言を行ったグランド ヌリ モスクはISの最後の砦、ISの”聖なる”本尊。

イラク国軍はIS掃討作戦を続け、昨日は、モスル市街にIS反乱兵士はあと300名を残すのみで,ヌリ モスクの完全制圧は”数日後”に迫ったと自信の表明。

残存IS兵は先週、同モスクを自爆する最後の抵抗を示している。

なお,ロシア軍は,モスク攻略戦でバグダデイを殺害したと発表していたが今週イラン軍はそれを追認。

後は,シリヤのラッカの奪回、さらには戦後処理の難題が控える。

バイロン
メッセージを送る