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ブルネイ以下の惨めな日本 [南の風ー日本とブルネイ]

世界経済フォーム(WEF)の2014年版「ジェンダー・ギャップ数」で、日本は調査対象142カ国のうち104位でブルネイは75位だった。

ブルネイはイスラム教国に関わらず日本より男女平等社会である事が分かる。
実際、私がブルネイに赴任した37年前に既に女性閣僚がいた事にびっくりしたものだった、現在も省庁の局長クラスには多数の女性局長がいる。

何故、ブルネイが女性がこの様に活躍出来る社会的環境に有るのか?
私はブルネイが日本に比較して女性に子育ての不安が頗る軽減されている事が多く影響されていると考える。


ブルネイは多くの家庭にアマさん(女中が)居る、アマさんは近隣のフリピン、インドネシア、タイ、バングラデッシュなどからの出稼ぎで以前はマレーシアからの出稼ぎが多かったがマレーシアの経済状態が良くなり出稼ぎは減っていったようだ。


子供が乳幼児の頃には、定年退職を迎えた両親が子供の面倒を見るか、或いは近所の老人に乳幼児の面倒を有料で見てもらう事も多いようだ、学齢に達すると多くは出稼ぎアマさんに見てもらうようケースが多い。

ブルネイ人を始めとした東南アジア人の多くは、女房女性が社会参画の能力が有って勤め先から貰う給与が、アマさんを雇い支払う経費より高ければ、アマを雇うと言う意識が強い。

彼らに言わせると、これによって
ブルネイの女性も社会に出て働けるし、元気な子供好きな老人の雇用にも繋がるし、近隣のフイリピン、タイ、インドネシア、バングラデッシュ等の雇用も促進していると言う、この考え方にも一理ある訳で日本でも考えられる事ではないだろうか。

南の風



隣は何をする人ぞー日本人の疎外感 [南の風ー日本とブルネイ]

神奈川の上村遼太君事件は悲惨な事実を我々に突き付けた、大人達が事前に察知していれば、と多勢の大人達が後悔していると思う。
ブルネイでは起こり得ない悲惨な事件だったと思う。なぜ僕がこう言う事を言うかと言うと、ブルネイにはプライバシーを守るのは本人の責務で社会の責務では無いので、プライバシーを自ら守らなければ、通常生活では誰もプライバシーを守ってくれない、親密になった友人は勝手に家の中に入り込んで来るし、庭に有る園芸用品は勝手に借りて行ってしまう、息子は殆ど生まれてから高校までをブルネイで過ごしたが、小学校の頃から週末の朝になると親の知らない内にそれこそマグロの様に家中息子の友人が何人もそこかしこに寝ている状態の中で過ごした、これで親は息子の交友関係など殆どの事が解って仕舞う、勿論それとなく一人びとりとの親密度を息子に聞いて見ると「あいつとは喧嘩した」「あいつの誕生日はいつ」、
息子は高校卒業までに21ヶ国の友人達と付き合っていた様だが、中には暴力的な子、優しい紳士的な子色々いた様だが、
基本的にプライバシーは存在しない事が解るし、親の生活にも基本的にプライバシーは存在しないと言って良いだろう。
マレー人も華僑もアポイントを取って友人宅を訪問しようとすると「お前は家族と一緒、アポイントなんて要らない、直ぐに来れば良いんだ」と言われた時には嬉しさが込み上げて来た事を今でも忘れない。
考えて見ると、プライバシーの存在が薄ければ薄い程親密度は増して居る訳で、僕にとってはこのプライバシーの薄さが僕の37年のブルネイの生活を支えてくれた面が多かったし、ブルネイに住んで居る人たちとの親密度を上げたとも言えるだろう。
ただ、言える事はモスレム国で有りながら宗教の勧誘を受けた事は一度も無かった。
ところが、既に半年以上日本に住んで居るが、未だに隣の人が何処に勤めているか、隣の子が何処の小学校に行っているのか、何年生なのか、何も知らない、挨拶は勿論するが。
プライバシーも大切だが、行き過ぎたプライバシーは人の関係を希薄にして来るのでは無かろうか、結局小さな社会しか形成出来ないのでは無かろうか。

南の風

ひ弱な神経過敏症候群? [南の風ー日本とブルネイ]

食品の異物混入事件がマスコミを賑わしているが、何かしっくりこない感情を持っているのは僕だけだろうか?

海外、特に長年東南アジアに住んでいた人間にすると日本の異物混入事件の報道には少々心配になってしまう。
僕が東南アジアあるいは数十年前の日本で経験した異物混入は数知れず有るが、ある時は湯麺の中に青虫やゴキブリが入って居たりするのは日常茶飯事、中にはオープンレストランで光に飛来した大きなセミやタガメを調理中の煮立った油の中に投げ入れ「お前はラッキーだよ食べるか?」と聞かれた時には東南アジア人の大らかさにビックリし、感心もしたものだ。
僕は毒物でない限り加熱した有機物は全て食べられると考えて居るから勿論有り難く頂いたが。

小さな虫が一匹入っていただけで連日大騒ぎする報道には少々辟易、何百万何十万分の一の確率で混入した小さな虫一匹で何十万と言う製品の回収、このコストと異物混入防止の対策費のコスト、これは最終的に誰が負担するのだろうか?
僕にはどうしても針小棒大の報道姿勢、心の狭さが垣間見えて仕方が無い、間違いは許すと言う心が無くなりギスギスした社会になる事が心配だ。
昆虫食と云うのも有るし、蛇、サソリ、タコを日常的に食べる所も有るんだから。

南の風

徳育の消えた国-日本 [南の風ー日本とブルネイ]

ブルネイの子供たちは年長者に対して決して尻を向ける事はしない、年長者の発言を遮る事はしない、また必ずお互い目を見て話をするし、遠来の客に対しては最大のもてなしをする。
車を走らせて見ると解るが全くと言っていい程にクラクションの音がする事は無い、また大声で罵り合っている声を聞く事も無い。
この様なブルネイの人たちの行動を見ていると既に日本では薄らいだあるいは失われた実に気持ちの良い場面に遭遇する。

これらはある面宗教に裏打ちされたものと思われるが、それだけでは無くイスラム哲学と儒教哲学の混在したブルネイならではの倫理観あるいは哲学がブルネイの人たちの生活規範を生み出して居るのでは無いかと思われる。
まさに”和を持って尊し”を実践している様な国に見える。

ただ近年、近隣諸国からの労働者の流入が増える事によってこの事が阻害されて居る事は残念であるが。

さて現代の日本ではどうだろうか?
日本人は徳、義、忠、孝などの美しい日本を醸成して来た哲学、倫理観が 経済性を追求する余り失なわれ、あるいは忘れ去られ来ているのでは無いだろうか?

自然の美しさ、遺産文化の美しさ等の形而下の美しさは喧伝されるが、かって日本が世界の賢者から褒め称えられた形而上の美しさは段々と失われて来ているのでは無いだろうか。

南の風

ブルネイと時間 [南の風ー日本とブルネイ]

ブルネイではそれこそ”インシャラー”神の思し召すまま、気分的で動く。
日本は時間が来れば時間に正確に始め時間通りに物事をこなす、時間で動く。

これが、勤勉な忙しい人とゆったりとのんびりと過ごして居る人の別れ道でしょう。

ブルネイは何時になったら何をやる、と決めても皆守らないし、守ろうともしない、それで許される国。
お祈りですら、大体何時早くても遅くても余り関係ない、お祈りだけその位の時間にすれば良い事だ。

日本はこれじゃ通じない、何時何分に何をやるか、これが大事、電車だって何時何分に駅に着く。
大変な所ですがこれで無いと資源の無い国、これが驚異的な発展をもたらしたのでしょう。

利点も有るが、欠点も有る、時間とやる事が一体になれば間違いは修正が効かない。
時間とやる事がブルネイの様に分かれていれば修正が効くし、やり直しが効く。

しかし、日本はやり直しの効かない国、本番は一発必中、物凄い事前練習や予行演習の苦労が必要。

だから、日本は他国に真似出来ない驚異的な技術を手にしたのでしょう。

だが、リタイヤしても日本人はこの時間に動かされる習慣から抜け出せない、忙しく動き回る。
リタイヤしたら、ブルネイの様に時間に束縛されない生き方が幸せなのかも知れない。

南の風

付き合い上手のブルネイ人 [南の風ー日本とブルネイ]

ブルネイには日本で言う風俗店というものは存在しない。
しかし、いわゆる倶楽部は発達していて社交は主にここで行われる、ゴルフクラブ、社交クラブ、ヨットクラブなど食事と飲み物などが供され、スイミングプール、スヌーカーテーブル、ダーツなどが整えられている所も有り更には宿泊施設を備えた倶楽部まである、入会金を支払う必要が有るが月料金を取る所は無い。
飲食代はほぼ実費で、安く飲食が出来る、高級倶楽部から大衆的な倶楽部まで数多く存在する。
高級倶楽部で丁度ファミリーレストランにプールやスヌーカーテーブルなどが附設されて居ると考えれば良いだろう、大衆的な倶楽部では学生食堂にダーツやスヌーカーテーブルが付設されて居ると思えば良いだろう。
高級倶楽部の入会金は終身40万円程度、大衆的倶楽部で年会費2万円から3万円程度で、飲食代は普通のレストランより3割程度安い。
同じ様な生活レベルの人が同じ倶楽部員だとの意識で仲間意識が有り見知らぬ人同士でも直ぐに打ち解けられる利点がある。
日本には中々こう言った雰囲気の倶楽部にお目に掛かれないのは何故だろう、ゴルフ倶楽部ででも知り合い同士で固まり、他のグループや見知らぬ人同士が話に花を咲かせる雰囲気が無いのは何故だろう?
所謂風俗店では見知らぬ客とホステスが破目を外して遊ぶ事が有ったとしても。

南の風

日本食ブーム [南の風ー日本とブルネイ]

日本は和食の世界遺産登録で沸いている、実に日本人としては誇らしい事だ。
私は長年海外に住んで和食には苦労したが、37年前にキッコーマンの醤油をブルネイの食料品店で感涙に咽んだ事を昨日の事の様に思い出す。
その後日本食材は徐々に増えて、今ではブルネイ国内に10軒を超える日本料理屋が見られる様になるまでに日本料理は普及して、一般家庭でも普通に食される様になった、この現象は他の東南アジア諸国でも同様で今や日本食を食さない人を見つける方が難しい程である。
しかし、東南アジア諸国の日本食に対する感情と日本人の日本食に対する感情に温度差がある様に思う。
日本で海外の日本食ブームの報道を聞いて居るとあたかも日本食が全面的に受け入れられている様な報道がなされているが、実際には日本食とは似ても似つかない日本食も多く見受けられるし、マヨネーズベッタリ、油ギトギトの日本食の方が多いのかも知れない。
要するに、日本食はあくまでも一般大衆には脇役にしか過ぎず、彼らの食の範囲が広がったと考えた方が正解でとおもわれる。
日本米においても同じ事でいわゆる外米と呼ばれる長粒種と日本米の短粒種とは同音異種の様なもので、彼らの主食とは成りえず、あくまで脇役としての日本米であろう、タイカレーやマレーカレー、インドカレーなどを食べる時は矢張り長粒種は良くマッチする。
カレーやそれに類似した料理が東南アジアの主食の座を降りる事は考え難いし、遥か以前から日本にも東南アジア諸国にも、はたまたヨーロッパ、アメリカにも普及した中華料理すら、中華料理が主食になった国は無いのである。
特に、米に付いては短粒種を主食として来た日本人が、長粒種を主食として来た東南アジアやヨーロッパ、アメリカ、アフリカ等の海外の食生活を変える事は無いと思うし、日本に長粒種の米が入って来ても長粒種の米は日本の主食の座を変える事は無いと思う。
世界は遥かに短粒種より長粒種の消費が高いのでり、長粒種の消費者数は多いのである。
食料自由化の問題が起き、日本の農産物保護が叫ばれるが、世界中が日本食ブームに沸き立つ今こそ日本食材が世界に打って出る好機なのでは無いだろうか。

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ところ変われば [南の風ー日本とブルネイ]

ブルネイには個人情報保護の概念も法律も無い、それだけに開放的と言えるのだろうが。
日本では個人情報保護法がある面人と人の繋がりを阻害している様にも見える、絆々と言っては居るが個人情報保護法で絆を持てない場面に多く遭遇した。
例えば30数年振りに戻ってきた事から、それまで音信不通だった中学校時代の友人に会いたくなり、彼がつい2-3年前まで勤めていた会社に電話を入れ事情を説明し彼の連絡先を聞こうとしたが頑として個人情報保護法を盾に教えてくれない。
こんな事は多勢の人が経験し臍を嚙んだ事だろう。
そんな事を沢山経験し、個人情報保護法なる法文を読んで見たが、個人情報取り扱いの対象となるのは5000人以上の個人情報を持つ事業者が提供していることを禁じているのであって、それも本人が承諾すれば請求した人に開示が可能らしい。
始めにブルネイには個人情報保護法なるものもないし、先ず個人情報など原則無いに等しい、勿論弁護士や銀行、官庁などには守秘義務でここから個人情報が漏れる事は無く取り扱いには厳しい法律がある。
それ以上に、国は個人情報を把握して居ると言う事だろう、勿論ブルネイには名簿屋などと言う怪しげな業も存在しない。
日本の様な大きな国になると個人情報保護法は必要な法律で有ろうが、どうも個人情報保護法と言う名前だけが先行し、何しろ個人情報保護法で一切駄目と言っていれば、それこそ絆々と喧伝する事と矛盾が生じる事となるのでは無いだろうか、個人情報保護法は立派な法律だと思うが、法を日常的に運用するのは我々一般市民であり、スムーズな市民生活を送るために、絆を深めるために、ただ政府は個人情報保護法を正しく詳しく啓蒙する事が大切なのではなかろうか。

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ブルネイの電力代 [南の風ー日本とブルネイ]

ブルネイのガソリン代は日本のリットル当たり148~151円に比べると恐ろしい程安く35円程度だ、軽油に至っては16円程度にしかならない。
プロパンガスは8Kg容器に充填費が800円程度、日本より頗る安い。

しかし、面白い事に電力費は高いような気がする。日本の一戸あたり電力費は概ね年間125000円程(月10000円)と言われている、所がブルネイの電力費は正確な統計は無いが、私が多くの友人等に聞いた所概ね月に6000円程度から14000円程度掛かっていると言う、乱暴な平均だが月に各家庭は8000円程度の電力費を払っている事になる。
家の大きさが違うと言われるかも知れないが、何れにせよ家庭を維持する必要経費の電力費と考えれば比較できる。
ブルネイでは発電は天然ガス発電だが、産油国にしては信じられない程の電力費の高さだが、ブルネイでは省エネを必死になって啓蒙しているが、それ以前の問題として、発電効率、送電効率の差が大きいのでは無いかと私は思う。
勿論、消費者の省エネの意識の差もあるが、
それよりも、資源を輸入に頼る日本が資源国のブルネイと殆ど変わらぬ電力費で消費者に供給出来ている事は、日本の電力会社と電気器具会社の技術の高さの差が大きく影響しているのでは無いだろうか。

南の風

日本の恥辱ーお役所仕事 [南の風ー日本とブルネイ]

ある事について国の機関にブルネイから日本に変更するために届け出を行おうとした.

しかしこの機関の窓口担当者はブルネイに駐在したと言う在留証明の提出を求めてきたので、ブルネイ滞在VISAのパスポートの写しで代用できないかと提案した。

しかし、担当者は頑としてブルネイ日本大使館の発行する在留届けの提出を求めてきた.

在留証明は言わば住民票と同じで、滞在期間中には大使館は在留証明を発給するが、ブルネイを離国し、日本に住民登録したと同時に住民票が有効となる、

だから住民票と滞在VISAの付いたパスポートで、ブルネイに滞在したと言う証明にはなるわけで、現に運転免許証の切り替えには現地の免許証、パスポートの写し、日本の住民票でブルネイの免許証から日本の免許証の切り替えは出来た。

しかし、これを説明して承認を取り付けるために窓口担当者は上司に聞いて見ると言う.

こちらが折れてブルネイの大使館にブルネイに滞在していたと言う証明を書いて貰い滞在証明を提出した、

このブルネイとのやり取りは全て本人の仕事となった。

ところが、滞在証明を提出したら、滞在期間が書いていないのでパスポートの写しが欲しいと言う。

すでにパスポートの写しで滞在期間が証明できるのではと、こちらから提案した事でそれを拒否しておいて、今度はパスポートの写しの提出を求めてきた。

何度書類の提出をたらい回しにするのか。

こう言う事が起こった場合には、ブルネイではシニアオフィサー制度が有り、窓口担当者で解決出来ない住民サービスが起こった場合シニアオフサーに会って問題を直接訴える事になる.

これが制度化されていて窓口担当者では解決出来ない問題は窓口担当者がシニアオフィサーに会いなさいと薦めてくれる.

もしシニアオフィサーでも判断に迷う場合は、シニアオフィサーがさらに上の課長に会うように薦めてくれる。

ブルネイ滞在中、有る判断の難しい問題で、政務次官と面会した事が有るし、政務次官でも解決出来ない問題は大臣に訴状を出すことを薦められる。

何故日本は、問題解決のため窓口担当者しか住民と会わないのか?

硬直した旧態依然の行政の上下関係関係を垣間見る事となった。

窓口担当者は「貴方のおっしゃっていることは私は十分理解できます、上司に相談します」を繰り返すだけでまるで伝言ゲームの様な事態に住民を落とし込む。

ただただ国民の溜飲を下げる事に一生懸命になっているとしか思えない。

真摯に問題を解決すると言う事に行政も取り組まないとこの国には問題解決能力は将来とも付かないのでは無いだろうか。

南の風







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